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タワーのメンテナンス作業

このページでは実際のタワーメンテナンス作業を工程ごとに紹介していきます。今回メンテナンスするのは設置から10年以上経過し、全体的に白さび(亜鉛の酸化物)と一部めっきの薄い場所に赤さびが見られるアマチュア無線用タワーです。(下の写真)それでは、実際の作業工程を見ていきましょう。

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STEP1 さびの除去

ローバルは鉄、亜鉛めっき面に『直接』塗ることで、電気化学的なさび止め効果を発揮します。ローバルの効果を最大限に発揮するためにも、できる限りさび落としは丁寧に行ってください。


白さび、軽度なさびは手工具で

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手で触ってつく程度の白さびは『真鍮ブラシ・ワイヤブラシ』や『サンドペーパー』程度で落とすことができます。なるべく簡単に落とすことができるこの段階でメンテナンスするようにしたいものです。左画像の下部くらい赤さびが発生していると、手工具で落とすことは難しくなります。


落ちないさびは動力工具で

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手工具では落としきれない『さび』は、ディスクサンダー等の動力工具を用いて落としていきます。この画像は別のアマチュア無線鉄塔のものですが、全体的にかなり赤さびが進行していたので一度解体し、ディスクサンダーでさびを落としています。全体的にさびがなくなり、正常な面が露出したら次のステップに進みます。

    • 画像の説明

      さびの除去が困難な場合

      場所、時間等の理由により全てのさびを落とすことが困難な場合には、さびを可能な限り落とした上からローバルを塗ることもできます。その場合、ローバルの持つ電気化学的なさび止め効果を発揮することができず、さび止め効果はかなり低下します。推奨の使い方ではありませんので、もしもの時の最終手段程度にお考えください。




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STEP2 ローバルをよく混ぜる

さびの除去が完了したらすぐに次のステップに移ります。このステップでやることは、『ローバルをよく混ぜる』だけ。でも、とても重要なことなんです。ローバルは大量の亜鉛を含んでおり、通常の塗料とは比較にならない比重を持っています。通常の状態では亜鉛が缶の底に沈殿していますので、しっかり混ぜて亜鉛を均一に分散させる必要があります。

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手で持つことができるスプレーや1kg缶程度のサイズは、左の写真のように上下に何度も振って混ぜることが可能です。5kg缶以上の大きなサイズになると、手で振ることが困難で、均一に混ぜることも難しいので動力工具を用いてよく混ぜます。缶の底を割り箸などで確認し、底に溜まっていないことを確認すればOKです。




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STEP3 ローバルを塗っていきます

ここまでしっかり準備ができれば、あとはローバルを塗るだけです。ローバルを塗るコツは『塗り伸ばさず、置くようにたっぷり塗ること』です。厚く塗ればその分、亜鉛がたくさん付着しますので、結果的に長持ちしてくれます。

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ハケにたっぷりローバルを含ませ、置くように塗っていきます。右の画像では塗料が少々垂れていますが、これくらいたくさん塗ることを目安に塗ってみてください。

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さびが出やすいパイプの切断面、ボルト・ナット部は特に注意して塗っていきます。ボルト・ナット部は取り付け後に上から塗ると効率的に作業ができます。取外しの際にはローバルごとグルっとまわして、取り外していただければOKです。




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これでメンテナンス終了です


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めっきが薄くなっている部分にしっかりローバルを塗れば完成です。お疲れさまでした。タワーでの作業は高所作業になりますので、しっかりと安全対策をとってから行ってくださいね。実際の施工でご不明な点があれば、ページ下部のお問い合わせボタンからいつでもお問い合わせください。最後に、アマチュア無線家の方からお送り頂いた施工の写真をご紹介いたします。ぜひ参考にされてみてください。